今更感があるのですが、曲の整理をしていたら宮島律子さんが手掛けた楽曲に好きなものが結構あることに気が付いたのでその話です。
宮島律子さんは、妹の宮島理絵さん(M Rie)と姉妹で「MILK」という音楽ユニットを組んで活動されていました。ライトメロウ・ジャパニーズブギー的にも重要なユニットで、2019年にはファースト・アルバムがアナログで突如再発されて一部界隈が沸きました(私も買った)。配信もされています。ホント名盤。
で、重要なのが90年代〜00年代に声優に多数楽曲提供をしており、その多くが現在クラシック化しているほどの名曲揃い、というところです。
これは3バージョンありますがどれも良い。聴くたびに元気になります。収録アルバムの『MAKE YOU SMILE』11曲中のうち5曲が宮島さんの作曲となっています。
これは宮島律子さんが作詞、理絵さんが作曲、編曲が西脇辰弥さん。笠原弘子さんの1994年のアルバム「さよならがくれたのは」の1曲目を飾る、最高のポップスです。
ご本人のブログによると、姉妹で作詞作曲して世に出た唯一の曲とのこと。
ときめきメモリアルの楽曲。すごく良いです。メロディとコード進行に力があるので、こういう少しチープなバックトラックが嫌味なく効果的に聞けるのがいいんですよね。編曲は安定の米光亮。
これまたスムースなライトメロウ感満載のサマーチューン。「WIND KISS」「kissの行方」と合わせ、宮島律子さんによる”kiss三部作”の一作です。本人曰く、「ハッスルの要素」を取り入れたかったとのこと(ハッスルの要素って何だ? となりますが曲を聴くとなんとなくわかる気がする)。
ホーンセクションをはじめとして相当にアレンジが凝っているため聴いていて飽きることがなく、特に間奏部の竹下良成によるアルトサックスの爆発具合はとても声優楽曲とは思えません。MILKのお二人はコーラスとしても参加されています。また、編曲の内藤慎也さんは笠原弘子さんにもいくつか楽曲提供をしており、この辺に大事な流れがあるのだなあと。
そのほか、金月さんだと「My Sweet Days」なんかもいいですよねえ。
アルバム『約束』より。これはバラードかと思って聴いていると急に刻み始めるのでびっくりする曲なのですが、メロディラインが良い! 宮島律子さんのメロディは流れが大きく作られているので緊張感が中々途切れず、ついつい曲に引き込まれてしまうのですよね。そんな特徴が存分に出ている曲だと思います。
ほかにもかなりの数の曲を作られていますが、ひとまず。
妹の理絵さんの方には今回あまり触れませんでしたが、無限のリヴァイアスOPの「dis-」なんかは名曲です。すごい姉妹だ・・・・
追記
:忘れてたいけない曲を忘れてしまいました、宮島律子さんと言えば金月真美さんへ提供した「風になってその胸に」ですよね・・・・(これもときメモ楽曲)