週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

2021_11_01-2021_11_03

2021_11_01

北野武監督「あの夏 、いちばん静かな海。」を見始める。29日に前半みて今日観終えた。

非常に良い。こういうのが観たかった。こんなに心がピュアに動かされたのは久しぶりな気がする。

久石譲のミニマルな音楽もいいが、何より画がいい。「キタノブルー」の名のとおり独特な発色で、いい感じに撮れたフィルムのスナップ写真が延々と続くような……もっとこういうシンプルで余計なものが写っていないものが見たい。セリフが無くてもこんなにもストーリーがはっきりと分かるのかと。

ヒロインの女性がとても魅力的だったのですが、この一本だけで引退されてしまったようで非常に残念。

残念ながら北野映画はほとんどサブスクでは見られないので、他の作品はDVD買うか……となる(何度も観ることになりそうだし、何より家の近くのTSUTAYAが潰れてしまい、最寄りのTSUTAYAが家からクルマで片道20分のところになってしまっている)。北野映画以外にも、契約して以来あまり利用できていない勿体ないU-NEXTで色々見たいと思う……

 

最高に全然違う話だが、最近とんねるずが良いな、と思っている。彼等の芸風は「パワハラ芸」とカテゴライズされてしまい、テレビに出て来れなくなってしまったが、全盛期の映像が断片的にYouTubeに流れているので見てみると、まあ面白い! というのが偽らざる感想である(「全落・水楽オープン」「男気ジャンケン」は脳のよくわからない部分が刺激される。「スポーツ王」は正月に親戚の家で見る定番だった)。

もちろん、ハラスメント的な要素が満載でヒヤヒヤする場面も多いが、ああいう馬鹿馬鹿しい企画を飽きさせずに見せることができるというスキルが凄い。

この辺はコメント欄でも擁護されているが、とんねるずには「夢がある」というのが最大の魅力だと思われる。「頑張れば報われる・成功できる」と信じたくなるカリスマ性、そして実際に頑張ってきた後輩芸人に自身の番組で出演チャンスを与えるのはある種のあたたかさだ。まあ、果たして50代の人間が、思い切り後輩芸人を叩いたり、水中に突き落としたり、ポルシェを買わせたり、家に押し掛けてアカマタを放ったりすることがカリスマなのだろうか? と思ったりもするが、やってることがバカバカし過ぎて、過去のとんねるずのテレビ映像を見ていると遠い世界の出来事に触れているような気持ちになれてふわふわする。これがいいよね。今のテレビ番組は等身大の内容に寄り過ぎて、一種の憧れを抱くものでは全く無くなってるから尚更だ。

1年半ほど前に開設された石橋貴明YouTubeチャンネルを見ると、かつてのような湯水の如き予算は使えず、結構手作り感もあるのだけれど(もちろん意図したものだろう)、独特の「華」は健在で応援したくなる(スポーツ関係の動画は詳しくないのでよくわからないのが残念…)。

 

2021_11_03

文化の日。ずっと寝ていた。大学の先輩のツイッターを久々に覗いたら竹内まりやのPlastic Loveの12インチを購入していて、今日レコードの日だっけ…? と思い出して慌てて私も購入した。ブームに踊らされたくはないのだけれど、買える時に買っておかないと100%後悔するのはわかっているので買わざるを得ない。ひどい時代だ。