1.
台風の対応などで色々大変である。自宅は特に壊れたりだの無くとても安堵しているのだが職場(の周辺)がもろもろアレな感じのうえ、数日経って被害が明らかになるにつれ刻一刻と我々の置かれている状況が悪化していくのが目に見えており気が重い。
自然災害、となるとどうしても平時は持ち合わせていない正義感が心の隅から滲んできてしまい、ニュースを見て激昂することなんてほぼないのにいつも以上にムッとしてしまう。そこで知った顔をして(普段は特に関心なんて無いくせに)災害のさなかに悪態をつくのはどう考えても不健全であると思う。真剣に考えている方々は今は口ではなく手を動かしてるのではないか…と思ってたところ周りのプロの方々も罵ってたりした…のでやっぱり人それぞれだし自分が目くじらを他人に立てることでもないのかな、と少し反省した。でも碌な勉強もせずお気持ちだけで批判するのはポピュリズムそのものだとは思うのだが。
かく言う私もにわかに治水に関することがらについて興味が出てきてしまったのでまあいい機会だと思い色々調べていたが国交省地方整備局のサイトに興味深いものが載っていた。
要は市民の方に管轄の河川などを月イチで巡回してもらい、危険な箇所や利用者のマナーなど気付いたことをレポート形式で提出してもらうというもの。大体の方は可もなく不可もない無難な感じ(それでもモニターからの報告書をそのまま掲載しているため、国が出す資料としてはかなりゆるい内容になっている)。
しかし多田さんという方のレポートはずば抜けて面白い、写真の構図もいいし文章も穏やかに文学的で大変な文才を感じます。おそらくですが写真の貼り付け方などを見るに個人でもブログを執筆している方なのではないのかな、と思います。事務的に撮影して文を添えるのではなく、日々の貴重な時間を大事にレポートのために使って頂いているようでなんだか嬉しくなってしまいます。こういうのが読めるとインターネットしている甲斐がある。
とまあこんな感じで皆さんが普段から治水のことを考えているのだなあと頭が下がる思いです。
2.
近所の書店が最近音楽系の書籍に力を入れており、ネット上で話題になった本を扱ってくれているので嬉しくなってしまいまとめて購入してしまった(既に購入していたので今回は買わなかったが和boogieもおいてあった)。
ネットで買うのは便利だけど味気ないのも事実なので実店舗で購入できるのはとてもよいと思います。欲しい本がおいてなくて一生懸命店頭で注文票を書いていた中学生の頃を思えば随分時代も変わったし遠いところに来たなと思う。
さてこれだけの分量を消化できるのか(スタン・ゲッツは目に厳しい二段組)……特にディスクガイドは最近何冊も買っておりこんなに必要なのか、と急に冷静になっちゃったりした。所有ディスクガイドで記事2本くらいかけそう。
わりと最近インプット過多の消化不良気味なので無理せずマイペースにのんびりやりたい。