1.
”「よっ!!」って言ったら連打、「ぃよぅーお!!」って言ったら単発”
この話、すごくいいなあと思いながら読んでいた(宴会でおなじみの一本締めなどの話である)。
一拍だけの準備だと気持ちよく終わらせるにはそれなりのリズムが必要で、拍を十分に準備すれば重い一発で終わる、という。特に「ぃよぅーお!!」だと「ぃよぅー」の部分が指揮の叩き(止め)に相当し、重力を感じる。上手く出来てるものだと感心した。
2.
文中、過去にアラン・ケイがインタビュー中に語ったこととしてこんな内容が引用されていた。
コンピューティングはポップカルチャーだ。ポップカルチャーは歴史を重んじない。自分がそのカルチャーの中で何者か、そしてどうやって参加してると実感できるかどうかがすべてなんだ。他者との協力とは関係ないし、未来や過去とも関係ない。ポップカルチャーは現在の中のみに生きているんだよ。カネのためにコード書いている人達の大部分にもこれはあてはまると思う。彼等はその文化がどこからやってきたとか考えたことがないんだ。
原文は以下。
Interview with Alan Kay | Dr Dobb's
Binstock: You once referred to computing as pop culture.
Kay: It is. Complete pop culture. [...]
[...]
Kay: [...] pop culture holds a disdain for history. Pop culture is all about identity and feeling like you're participating. It has nothing to do with cooperation, the past or the future — it's living in the present. I think the same is true of most people who write code for money. They have no idea where [their culture came from] [...]
「ポップカルチャー」はその生み出された現在にのみ意味付けされる、だから「ポップカルチャー」はポップである…というか、アラン・ケイの件の一節に過不足なく定義が書かれているのでわたしが何を言っても蛇足にしかならない。
元々はコンピュータのコミュニティの文脈だが、この「ポップカルチャー」の定義は音楽のポップカルチャーについてもそのまま適用できる広義の定義だ。
上記の部分だけでも大変興味深いが、原文だと直接音楽についても触れているので一読するとよい。ジャズやクラシック音楽はハイコンテクストな文化だからその変遷を抑えていないと次に進めない(訳が危うい)みたいなことはよくある話ではないかと…
(ところで「クラシック音楽」という呼称、なんとかならないものかと目にする度に思う)
3.
久しぶりに桜井政博氏を見た。毎度のことながら若い。
ソフトの量・収納方法・普段の環境(ゲーム×倍速映画視聴×エアロバイク)含めやっぱこの人ヤバい人だと再確認した。
4.
届いたまま積んでいたが開封し、これを聴きながら作業してみたら最高…!最高……
R&BありNJSありファンクありでめちょグルーヴを感じる。全曲良過ぎ。
ちょっと価格が高騰していますが90年代っぽい声優ソングが好きなら買える時に是非購入すべき一枚。