最近はジャズを聴く頻度が極端に落ちていますが、久しぶりにCDを買いました。
76年発の松本英彦カルテットです。
半年ほど前に山形駅前でたまたま見つけたジャズ喫茶に入ったところ、この『Sleepy』が流れており、衝動的に気に入ってしまい以来探し求めていた盤です。
その店ではアナログで聴かせてもらったのでできればアナログで買いたかったのですが、見つかるまで探す甲斐性はないのでCDで(紙ジャケットのを買ったはずなのにプラケースが届いた)。
メンバーは
・松本英彦(ts, fl)
・市川秀男(pf)
・井野信義(ba)
・日野元彦(ds)
1976年録音なのでそのあたりの日本人ジャズなのかな〜と思って聴くと期待通りでよい。
バラード多めですが、松本作曲のM4「RIGHT-DOWN STEP」は高速ラテンの良作。
ちょっと縦の線が不安になるくらいの推進力に溢れており、熱気の伝わり方が尋常ではありません。スタジオ録音ではあるのですが、言ってしまえば綺麗な演奏ではなく自由なセッションに近い演奏で、 大変な臨場感があります。特に市川のピアノはフレーズをミニマルに展開していくスタイルで聴き応えあり。あとトレモロが凄く程よい。
ネット上では視聴出来なさそうなのでもし見かけたら是非。