週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

濡れた手で取れない粟の話

かないみかの「キャラメル」というアルバムがある。

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とある先輩のMixで表題曲の「キャラメル」を聴き、滅茶苦茶いい曲だ…と思って購入しようとした。歌い出しはこんな感じ。いい曲だ……

【作詞/かないみか 作編曲/中本徳朗】

キャラメルみたいなね 恋をしてたいの

甘くとろけるから いつでも 楽しい

恋してる私 ちょっとかわいい でもね

無防備な横顔 不安だわ

これが、歌詞でいくら検索してもヒットしないのである。 

複数の歌詞検索サイトで検索してもヒットせず、Googleで歌い出しを検索してもダメ。途方に暮れてMix作成者に曲を教えてもらった(開示請求)。もちろんJA◯RAC登録曲ではあるが、公式サイトでは歌詞で検索することは出来ないので曲名もアーティストもわからないMix視聴段階ではどうしようもなかった。

 

発売は1999年、だいぶ前である。しかし遥か昔というわけでもないのに検索しても出てこない、DBに登録もされてないコンテンツがあるのだなと再認識してインターネットの限界を感じた。

 

圧倒的な情報が流通する現代において、例えばこのコンテンツが歴史に埋もれてしまわないようにするにはどうしたらよいのだろう?

埋もれてしまったコンテンツを掘り起こすにはどうしたらよいのだろう?

データベースに頼らずに人力によるフィルターをかけることにどれだけの意味があるのだろう?

 

いくつも疑問が生まれた。

 

ところでMix作った方はどうやってこの曲知ったんですかね……