週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

歯磨き粉新調で香るハーゲンダッツ、Tops『Picture You Staring』、彩恵津子

その1。

ちょっと前から歯磨き粉の残量がピンチだった。歯ブラシを口に加え、微々たる余りを両手を用いてチューブから捻り出して歯ブラシに乗せるほどに。

そこで近所のスーパーでちょっと高めの歯磨き粉を買った。炭粒入りの歯磨き粉だ。

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特に強いこだわりがあったわけではないが、いつもいつもやっっっすい歯磨き粉を使うのもなんだかつまらないな〜と思い少し気分を変えてみたかった。以前使っていた歯磨き粉は2.275円/g、今回買ったものは7.2円/gなので大した進歩である。

色々効用が書いてあるが、正直どれほど効果があるのか全くわからないので「炭粒が〜」とかあっても気休め程度にしか感じない。むしろ能書きの効用よりも歯磨き粉は味の方が重要だと思っている。そしてこれはもういくつも買って試してみるしかない。

基本的に、いちご味みたいな甘ったるいものや、口の中が必要以上にキュキュっと引き締まるタイプのものは苦手なので、これまではそれ以外の味、例えば無難にミント味などを選択してきた。

しかし、こないだ実家に久しぶりに帰ったところ「なた豆歯磨き粉」なるものが洗面所に置いてあり「なた豆ってなんじゃ」と名称に軽くびっくりし、また使ってみると意外といい感じであったのでさらにびっくりし、ちょっと変わった歯磨き粉をチョイスしてみるのも悪くないかなと思った。

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そこで炭粒入りのものを買ってみたというわけである。

結論から言うと、当たりの歯磨き粉だったと言える。炭味なので苦いのかなと思っていたがそんなことはなく、クセのない味だった。ミント味がベースになっているが、変にスースーしないタイプのものだった。

しかも、錯覚かもしれないが(たぶん錯覚なのだが)、磨いているうちにハーゲンダッツのショコラミント味のような香りがする! スーパーカップのチョコミント味ではなく、あくまでハーゲンダッツと形容したい。たぶん普通の歯磨き粉のようにミントが全面に出てこないせいで上品さが生まれ、ハーゲンダッツを連想したのだと思う。口をゆすげばミントの香りは後に引かないし、これはよい歯磨き粉の予感がする。

 個人差の激しそうな感想を述べてみた。

 

その2。

歯磨きを済ませてAmazonでポチったいくつかのCDを聴く。

1年ほど前までは地元に少しでもお金を落としたほうがいいのかな〜とぼんやり考え、ほしいCDがいくつか溜まってきたらまずはタワレコまで足を運んで他のCDも眺めつつお目当てのCDを買い、それでも見つからなかったものはポチる、という要領の悪い方式を採用していた(単純に店頭に足を運ぶのが楽しいというのもあった)。

だがこの前タワレコに行って、Tame Impalaの新譜『Currents』が置いてないのを見て何かが自分の中で切れてしまった。もう実店舗に足を運ばなくていいかなと考えが変わってしまったのである。前作『Lonerism』は個人的にものすごくハマった盤であり、客観的に見てもなかなかの評価を受けたアルバムだと思うのに、その次作が置いてないのはなあ…と思ってしまった。そのくせAphex Twinの新作はこれ見よがしに平積みしてあったり。

もちろん色々店の都合はあるだろうし、間が悪く売り切れてしまっていただけかもしれない。私の虫の居所が悪かったと言う子どもじみたそれだけの話ではあるのだが、それでも裏切られてしまった感が否めなかった。平たく言えば幻滅してしまった。たぶんタワレコ仙台PARCO店は悪くない。でも自分の中の何かが崩れ、AmazonでCDを買う抵抗が大幅に弱まったのは確かだった。単にきっかけが欲しかっただけだったのかもしれない。とてもわがままな話だ。

たぶんもう15novを除けば実店舗を訪れることはないと思う。

というわけでTame Impalaは注文中である。

 

その3。

代わりにと言っては何だが、TopsのPicture You Staringを聴く。どなたから教えていただいたのか忘れてしまったが、YouTubeで試聴してみたらとても好みだったのでポチってみた。

Arbutus Recordsというモントリオールのレーベルからのリリースである。Grimesも同じレーベル。YouTubeには所属アーティストの楽曲が結構太っ腹に公開されてる。

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あまりこういったインディー/ドリーム・ポップは聴いたことはなかったが購入してみた。聴いていて心地よい。何も考えずにサウンドに身を任せられるような種類の心地よさである。シンセの音作りもとても好み。演奏やコード進行に激しさはないが、楽曲の展開にとてもメリハリがあり飽きずに聴いていられる。

 

もうひとつ。

SoundCloudを彷徨っていたところ、80~90年代の女性アイドルの曲のMixを見つけて、これもなぜかハマった。

soundcloud.com

ここから辿って数枚CDを注文した。その内の一枚が彩恵津子の『PASSIO』である。

彩恵津子という名前は聴いたことがなかった……でも聴いてみると自分がこの時代のサウンドが結構好きらしいことに気が付いた。ユーミンは昔から好きなので何か近いものを感じたのかもしれない。アレンジは全編鳥山雄司

ふたむかし前のCD歌詞カードに独特のフォントも味わい深い。この頃はこういう空気が世の中に漂っていたのかなあと想像が膨らむ。

CDで買うせいで部屋が狭くなったりお金がなくなったりするけれど、物を所有するということ自体にかなり強いこだわりを持っているので、自分はダウンロードで音楽を買ったり、ましてやストリーミングサービスを利用することはない気がする(ちょっと経ったら意見が変わってるかもわからないけど)。

 

ちなみにこの2枚のアルバム、なぜかベースが似てると感じてしまったのだけど、気のせいかな……