週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

Water Clock

たまには最近買ったCDの話を…

 

Water Clockというグループがおり、その関係のCDを購入しました。1stアルバムのリリースは1996年とかなり古いのですが再発もされていて通販サイトからふつうに新品で買えます。1stと2ndと、『ひみつ色の地図』の別バージョンが収録された『KEIJI ITSUKASHI』の3盤を購入しました。さらにおまけで見本盤? が2枚付いてきました。

myu-store.com

 

Water Clockと言えば! PSの超良曲の一つ『Smile』(Prismaticallization OP曲)を手掛けたグループです。何度この曲を聴いたことか…… サントラCDと、その再発盤には『Smile』の原曲、アレンジ含めて3曲が収録されており、最高に良い。曲を知るきっかけを作ってくださったルイージ大統領さんには感謝しかない。

www.youtube.com

 

グループに関するそれ以上の情報についてはWeb上でさらりと得られる以上の情報は持っていないのですが、当時ならではというか、MIDIを駆使して録音されたであろうアレンジと質感がとても好きで、なんとなく気になり続けていたのでした。

 

で、今回購入したCDですが、PrismaticallizationのBGMの質感が好きならきっと好きだろう内容に仕上がっています。特に2ndアルバム『PRISTINE VOICE』の2曲目『虹色の未来』、5曲目『眠る街』は良い! こういうのが聴きたいのだ、というわたしのツボが押される中身で嬉しくなりました。褒め言葉としての「チープさ」を纏ったR&B楽曲というのは近年ではほぼ聞く機会はないので、こうして90年代を中心に発掘していくしかないので本当に嬉しい。全曲ではないのですがサンクラにクロスフェードデモも用意されています↓

付け加えると、『ひみつ色の地図(water clock 2013 version)』もスムースジャズ寄りの新アレンジで悪くなかった。リラックスして聴けます。

 

久々に新品でCDを買いましたが、差し出した金額と釣り合いがとれたかな〜という満足感がありました。

 

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2020年8月

8/1

マッドマックスをアマプラで観る。たぶん3回目くらい。

 

8/2

ドラゴン怒りの鉄拳をアマプラで観る。実は結構ブルース・リーが好きだった。幼稚園(小学生かもしれない)の頃、日曜洋画劇場か何かで燃えよドラゴンを観てカッコいい〜と仄かに憧れ(男の子なので)、ヌンチャクを自作して遊んでいたような記憶がある。

でもちょっと調べてみたらわたしが幼い時期には日曜洋画劇場でも金曜ロードショーでも燃えよドラゴンは放映されてなかったみたいなので、BSとか別の番組で放映されたものを観たのか、もしくは親が借りてきたDVDで観たのかもしれない。記憶が定かじゃない。

何も今カンフー映画を見なくてもいいよな…とも思いつつ……

 

金曜ロードショーとか日曜洋画劇場とかにおける作品放映日の一覧。結構すごい。

fukikaemaniax.web.fc2.com

 

(暑過ぎて文字通り何もしてなかった。各位ごめんなさいなのだ…)

 

8/29

『シャイニング』を観る。例によってホラー映画に弱いので何度か再生を途中で止めた。

こういう、ほとんどストーリーらしきものが無くて雰囲気だけで観れる映画って何かいいなと思った。そこにある空気を吸って吐くことでしか得られない臨場感みたいなものを追体験できる。

バルトークをBGMにしているのも良い。クレジットにはっきりバルトークの名前が出てくる辺り尊敬具合がわかる。

 

ブログを一気に書く体力が最近は無いので、何かあった時に日ごとのメモを取るようにしてるんですがそれすらできておらず(何もないのかもしれない)、薄い一月だったと思う。

2020年7月

7/5

犬神家の一族を観る。古い映画のはずなのに何か俳優が最近の人だな…と思いながら最後まで観てちゃんと確認したら2006年版だった。疎すぎる。エンターテイメントとしては楽しめたが、期待していたようなおどろおどろしさとか禍々しさのようなものは不思議とそれほど感じられなかった。やはり古い方のオリジナル版を見た方がよいのか? 松嶋菜々子が大変にかわいい。

 

7/18

現実から逃避するためにジュラシックパーク1を観る。普通に心臓が弱い(のと映画を見慣れていない)せいで、何度か再生を止めて深呼吸をした。登場人物が少ないのがいいですね。

 

7/24

Stan GetzとKenny Barronの「Night And Day」がめちゃ好きなのですがキースのこれをふと聞いてみたらすごく良い!とくにこの2:42くらいからの10秒くらいは従来あまり無い感じのメロディの崩し方で最高。これこそがキースの醍醐味ですね……

  

 

7/28

複数の締切に追われて頭がおかしくなってしまい現実逃避しながら深夜3時に少林寺木人拳を観終える。クレジット確認するまでジャッキー・チェンだとわからなかった。若すぎる…(おれは鈍すぎる)現地では76年公開で当時ジャッキー22歳。なんでこの映画をわざわざ再生したのかわからない。。。

 

何となく最近映画が観たくてアマプラで範囲で暇つぶし的に再生してるのだが、全く詳しいわけでは無いので昔家族とかと観たことのある映画を適当に眺めているだけになっている(しかも大概途中で飽きて再生を止めている)。有名作品ばかりの鑑賞になってしまい、一応面倒なオタクの端くれとしては自分の半端加減が許せない部分もあるのだが、最近どうでもいいやの気持ちの方が勝っている。別にミーハーでいいじゃん…みたいな。どうしてもTwitterとか観てると何事にも深く詳しくならなきゃみたいな強迫観念に囚われてしまうのだが、このところほとんどTwitter開いてないのでそうした呪縛から解放されつつある。元来浅く広くの人間なのでそんなにオタク気質ではないんですよね。

満遍なく広く深く詳しくなることができれば最高だしきっと楽しいんだろうと思うんだけど(そういう気概を持ち続けている方々には本当に頭が上がらない)、もう自分にはそんな気力は出せない、のかもしれない。掘る範囲も深さもデタラメで、もっと気楽に細々と浅瀬を漂うような感じのビギナースタイルで自分はいいかな、と思うのでした。

2020年6月

6/1 

なんとなくピカチュウの生い立ちを調べる。

ピカチュウ誕生秘話(2ページ目)|株式会社ポケモン | The Pokémon Company

私は初期のずんぐりしたピカチュウが好きで、最近のスマートなピカチュウはあまり好きではないのだけど、どうして痩せていったのかは知らなかった。が、ここに答えがあった(2ページ目)。

杉森:アニメ化されたことによって、我々が影響を受けたこともありました。アニメでは人間っぽい仕草など多彩な動きをするので、ピカチュウの体型も芝居がしやすいように変化していきました。最初はずんぐりした体型だったけど、徐々に首がはっきりしていって、背筋が伸びていっているんです。アニメ放映後に発売された『ポケットモンスター』シリーズに登場するピカチュウは、アニメでの表現に影響を受けていると思います。

鳴き声の評価は容赦なくて笑ってしまった。

あとは、まさか「ピカチュウ!」って鳴くとは思わなかったですね。例えるなら、猫が「ネコ!」って泣くのと同じじゃないですか(笑)。「チュウ」じゃないんだと……。

 

6/2

何気なくニンテンドウ64サウンドについて調べる。

64でサラウンドに対応しているソフトは『ムジュラの仮面』『ポケモンスタジアム金銀(クリスタル対応)』の2ソフトだけだが、ゲームキューブに移行してからは結構サラウンド対応していた、ということがわかる。でも皆さんゲームキューブをサラウンドシステムに繋いで遊んでいましたか? ほとんどそういう人はいないと思う。2000年代前半の大抵のご家庭にはそのような金銭的余裕もギーク的なものに対する理解もなかったのだ。
maru-chang.com

 

6/6

時をかける少女を最後まで観る。わたしは集中力がないので映画の最初の15分を観て放棄してしまうことが多いのだが、これは久々に最後まで観ることができた。アマプラで観られるようになっているのはいいですね。今見るとGC表現はがんばってる感が全面に出てしまっているが、逆に当時の空気感みたいなものはひしひしと感じることができる。1983年の空気がパッケージされている。原田知世がかわいい。

描かれている世界は、2020年から見るともはや「現代」と言って良いのか迷うほどの理想郷である。ふとした所作や街の造り・住宅の設えに、まるでおとぎ話の中であるかのような違和感を覚える。映像作品であることを差引いても、今や存在しない辺境の物語であると言える(ストーリーではなく映像そのものの話)。90年代以降との断絶がここにも読み取れるな、と変に感心しながら…

 

6/19

「ジェノサイド笑点」という概念を知る。大層笑う。

YouTubeで5代目圓楽時代のジェノサイド笑点を何度も観て満足していたが今ブログを書くために確認して見たら削除されていた。大層落ち込む。

 

 

2020_05_25-30

5/25

5時に目が覚める。しかしYouTubeで出勤時間まで暇つぶししたのでゴミとなった。

 

ゴンチチの教育ビデオを見る。びっくりするくらいギターが上手い。こういうミュージシャンを見ると安心する。ゴンチチの2人は人を食ったようなユーモアが最高で、何がなんでも面白くしなくては…という強迫観念に近いサービス精神が魅力である。ちなみにライブに行った時も同じような感じなので地だと思う。

アンダーソンの庭、久々聴くと本当に良い曲。楽曲の分析の話は非常に面白く、ニューオリンズの変形リズムの話は特に良かった。サビ終わりの下降系のコード(松村パート)はさらっと弾いているが鬼の様に難しいはず・・・

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適当にYouTubeを流していたら山下達郎のSomedayが流れてきて、ヤマタツにこんな曲あったのか…と思ったら普通にRIDE ON TIMEに入っている曲だったので頭を抱える。曲を覚えるということが出来ない、というか聞き流していたのだった。大体カーステレオで流す時はJOYかSPACYなので完全な盲点であった、お恥ずかしい…でも楽しみが増えた。今週ヘビロテする。

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5/26

どれだけインプットを重ねればアウトプットできるのか、ということを考える。趣味の範囲の話で言えば、何らかをアウトプットしたいと常々思っている気がするのに一向にその時が訪れない。出入の均衡が取れていないのでとても不安な気持ちが続く。

 

くどうれいんさんの文章を読む。泉区ってこんな感じなんだよね。特に取り上げられている住宅街はセレブになりきれない("セレブ崩れ"という意ではない)愛しさがある。そして角を曲がった先の風景が少しだけ予測できない謎めいた雰囲気がある。心底懐かしくなった。

suumo.jp

 

5/27

いつもより少し家に帰ってきて久しぶりに自分で夕飯を作る。

前から気になっていた肉味噌↓を作るもどうも期待していた味にならず落胆する。たぶん炒め方が良くなかったのだと思う。

四川料理のスゴイ人が猛プッシュする「肉味噌ストック」を大量に作り置きして毎日の献立を天国にする方法 - メシ通 | ホットペッパーグルメ

 

5/28

8,000円のCDを注文する。人としてもDJとしてもおしまいである。その後ベースのブリッジを新調しなくてはならないことを思い出したが、弦とか必要な小物を合わせたら1万近くになったのでCDを買わずにこっちを買えばよかったと激しく後悔する。結局ブリッジは買えなかった。冷静な比較考量が出来ない…というか出来ていたら高額CDなど買わない。

 

5/29

閉店してしまった、よく通っていたとんかつ屋のことを思い出した。数年前の今頃の時期に突然店を閉じてしまった。店の張り紙によると店主が急死してしまったとのことだった。たしかまだ50代だった。小さい頃から親に連れられてことあるごとに訪れた店だっただけに本当に残念で、今も思い出しながらじんわりとしたショックが蘇ってきた。

何でも、急に大量に入った何十個ものとんかつ弁当の注文をこなすために無理をしたため、脳溢血で調理場に倒れているところを発見された、とのことらしい。無理な注文を通した客が憎くて堪らない。とんかつを揚げることで死んでしまうこともある。車を飛ばせば人を跳ねることもあるし、無理な注文をすればとんかつも凶器と化して人を殺す。後ろ髪を引かれる出来事が多いね・・・

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2020_GW

2020.5.2

これ書いてる時点で連休初日の記憶が既に無い。早起きした記憶だけがある。

 

 

2020.5.3

レコードが届く。

こんなご時世なので後から買おう…と思っていたがbandcampで残り9とかになっていたのを見て物欲に負けて購入したもの。ボタンを押してから気付いたが発送元がデンマークになっており本当に届くのか大層不安になっていたので無事2週間ほどで届いてホントに安堵。物流に対する個人的な負荷テストみたいなことをしてしまった。渡航制限はあってもレコードは平常ペースで届く場合もあるのだ…

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jonasmunk.bandcamp.com

 

何となく注文したAmbicious Loversの『Greed』も同時に届く。このラインのLPは上京した折に店頭で探そうとすると意外と無いので注文することになる。こっちは発送に時間がかかったけど厳重包装だったしお手頃価格だったので許した。

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2020.5.4

配信をする。観ていただいた方ありがとうございました。昔からお世話になっている箱名義で配信したので非常に緊張した(当日は酒を飲みすぎていた)。あまたの先輩方がいる中、私なんかでいいのかな…という思いもなくはなかったが、無事終わり、そこそこの方々にご覧頂けたようなので良かった。ほんの数年前まで自分がDJをすることになるとは露ほども思っていなかったので、未だに不思議な感覚があるが…

 

 

2020.5.5

庭木の手入れをする。管理は普段は家族に任せているのだが、あまりにも身体を動かしていないので運動がてら1時間ほど刈り込んでみたがかなり体力を消耗した。自分で手入れをすると植木がとりあえずスッキリするものの、細部はボサボサになってしまうので爽快感みたいなものはなく、必要労働という感じ。

かなり適当に剪定してしまった反省からYouTubeで剪定の教則ビデオなんかを見て軽く勉強してみた。師匠が弟子に説明するやつで、「枝の流れを読め」「将来性の無い枝は早めに抜く」という分かるような分からんような話を聞いた。職人技の世界なのにちゃんとYouTubeアカウントがあって結構登録者も居るのがおもしろい。変にBGMも付いておらず、良いユーチューブだった。

夕方、BSで流れていたABBAのドキュメンタリーを流し見する。私は本当に洋楽に詳しくないので、ダンシング・クイーンがABBAの曲だということを知らなかった(もっと別なグループが原曲だったような気がしてた)……番組中で「この曲が流れると、誰でも、立ち上がって踊らずにはいられないの…」みたいなことを誰かが話していて、何だか切ない気分になってしまった。良き時代への永遠の憧憬。

 

 

2020.5.6

ちょっと寝坊して午前中を溶かしてしまう。

早めに夕食を食べ、部屋に籠もって溜まっていたCDの取り込み作業に勤しむ。いつもの土日と変わらないね。 

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やっぱりゲーム音楽が好きだという気持ちが最近はある。



 

2020_04_29

祝日だが招集がかかっていたので出勤、しかし大事には至らなかったのでものの数時間で解放された。何より……

 

1.

帰宅し、数日前に配信されたBoiler Roomの動画を流し見ていた。

ダンスパーティなのになんで皆一人で踊っているんだろう…と一瞬思ったけど、ここでもソーシャルディスタンス、ということだと思う。

なんで水着で踊っているのかとか、仰々しいパフォーマンスはどういう意図なのかとか、いろいろ分からず私からすると不気味な映像である。なんか文脈があるのだろうか。

Floating Pointsは熱心に追いかけているわけではないのだが、たまに聞くと安心する感じの音楽をやってくれているので大変な信頼感がある。Four Tetも4月上旬にこの企画に出演していたがやっぱり良かった。ロングミックスと在宅の相性は良い。

 

2.

松田聖子の『Kimono Beat』のライブ映像を見る。演奏は結構雑なのだが勢いがあって好きなので定期的に見ている。

この聖子ちゃん、俺の中のイメージとちょっと違っていて、普通に親戚にいそうな感じのメイク衣装なので脳が少しバグる。80年代のいかにもアイドルです!という感じとも、00年代入ってからの浜崎あゆみみたいなちょっとギャルっぽい感じともちょっと違う異質な路線。祖母の親戚がみんなこんな風のパーマなんですよ…

Kimono Beatは、作詞:松本隆、作曲:小室哲哉、編曲:大村雅朗、という無敵艦隊によるプロダクションがされている。特に松本の詩が良い。本当の天才だと思う。

 

で、この曲聞くと分かるがコード進行が特殊で、サビで変な調に飛ばされる。Aメロ・Bメロがkey:Emなのに対し、サビ直前のEコードを挟み、サビではkey:Fとなる。

これは半音上の長調(key:F)に転調、とも取れるが、Aメロ・Bメロは短調感が薄くkey:Emの平行調のkey:Gに聞こえることから、聴感上はkey:G→key:Fに全音で降りているようにも聞こえる。

サビ直前のEコードに対して、サビのアウフタクトのメロディがG音なので実質E7(#9)みたいな響きが仄かに感じられるのも良い。実質、仄かなジミヘンコードである。というか多分この仕掛けがKimono Beat最大の特徴であり、名曲たり得た理由だと思っている。

 

しかし全体としてはそんなに突飛なコード進行ではないのに耳に残って離れない楽曲となっているので、改めて凄い…と思うわけである。

 

↓このエントリ(というかブログ)はかなり丁寧なコード解説で良い。

https://ameblo.jp/duanezakkyngwie/entry-12198921486.html