週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

冨田ラボ「SUPERFINE」

冨田ラボ - 「SUPERFINE」 Trailer

www.youtube.com<収録曲>
1. SUPERFINE OPENING(instrumental)
2. Radio 体操ガール feat.YONCE
3. 冨田魚店 feat.コムアイ
4. 荒川小景 feat. 坂本真綾
5. ふたりは空気の底に feat. 髙城晶平
6. Bite My Nails feat.藤原さくら
7. 鼓動 feat.城戸あき子
8. 雪の街 feat.安部勇磨
9. 笑ってリグレット feat.AKIO
10. SUPERFINE ENDING(instrumental)

 

冨田ラボの11月30日リリースの5thアルバム。

トレイラー映像の坂本真綾さん綺麗すぎる‥…との感想はさておき、冨田ラボは今作も平常運転のようです。

坂本真綾featuringのM4、良いです(シングルで11月11日に発売済み)。

全体的に一時のストリングス主体のアレンジメントから脱し、コンパクトなサウンドにまとめたなあと思います。しかし時折の変態的なコード進行は冨田恵一ならでは。

 

アルバムリリースは少し先ですが、Apple Musicからだと半分ほどの楽曲が既に通して聴けるようになっています。

Fooling around on Micro Korg #3

Fooling around on Micro Korg #3

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まさか #3 が投稿されるとは思ってなかったのでなんだかちょっと嬉しかった。

#1 は2006年11月8日、 #2 は2008年1月16日に投稿されているので実に久しぶり。

Dorian Conceptも『Joins Ends』付近から随分綺麗なサウンドになり、以前の過激なヨレヨレのトラックではなくなってしまったのは少し残念でもあります。

 

2016_10_23

気になったのでメモ。

 

かつて師事したギターの先生が「サザエさんのエンディング曲のカッティングは聴いた方がいい。誰か知らないけどアレはかなりの達人が弾いてる」と教えてくれた思い出の曲であり、今後みんなもそういう耳で聴いて欲しい。

— りょーゆー (@ryooyu) 2016年10月17日

 

というツイートを見たのでそういった気持ちでエンディングを聞き直してみると確かにかなり丁寧にノリが作られている気がする。ギターだけでなくリズム隊全般。

 

収録されているCDにもミュージシャンの記載はないようだが、Amazonレビューに推測が書かれている、それによると、作曲の筒美京平お抱えの

dr→石川晶 b→江藤勲 g→杉本喜代志

ではないかとのこと。

https://www.amazon.co.jp/review/R1D0ZXE1LI0T0U/ref=cm_cr_dp_title?ie=UTF8&ASIN=B00005GMU1&channel=detail-glance&nodeID=561956&store=music

 

ほか、サザエさんオープニングのフルバージョンには実はアニメで使われている部分の前にイントロがあり、AORっぽくてこちらも聞いてみると良かった。

松本英彦カルテット『Sleepy』(1976)

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51vkQzXcrxL._SX425_.jpg

 

最近はジャズを聴く頻度が極端に落ちていますが、久しぶりにCDを買いました。

76年発の松本英彦カルテットです。

半年ほど前に山形駅前でたまたま見つけたジャズ喫茶に入ったところ、この『Sleepy』が流れており、衝動的に気に入ってしまい以来探し求めていた盤です。

その店ではアナログで聴かせてもらったのでできればアナログで買いたかったのですが、見つかるまで探す甲斐性はないのでCDで(紙ジャケットのを買ったはずなのにプラケースが届いた)。

 

メンバーは

松本英彦(ts, fl)

・市川秀男(pf)

・井野信義(ba)

日野元彦(ds)

 

1976年録音なのでそのあたりの日本人ジャズなのかな〜と思って聴くと期待通りでよい。

バラード多めですが、松本作曲のM4「RIGHT-DOWN STEP」は高速ラテンの良作。

ちょっと縦の線が不安になるくらいの推進力に溢れており、熱気の伝わり方が尋常ではありません。スタジオ録音ではあるのですが、言ってしまえば綺麗な演奏ではなく自由なセッションに近い演奏で、 大変な臨場感があります。特に市川のピアノはフレーズをミニマルに展開していくスタイルで聴き応えあり。あとトレモロが凄く程よい。

 

ネット上では視聴出来なさそうなのでもし見かけたら是非。

今週の何か 〜声優曲とか vol.6〜

声優曲中心としては久しぶりの更新になります。

Twitterなどで見かけたのをまとめます。順不同です。

 

空と心と… / 水樹奈々

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水樹奈々最初期のキャラソン。若い……

 

キストゥーリップ / 氷上恭子

 

オリジナル・ブルー / 保志総一朗

 

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2016_08_23

すごく月並みな話なのですが、夏になるとZONEの「secret base」が聴きたくなってしまいます。オリジナルももちろん良いですが、「今日の5の2」バージョンのsecret baseが好きです。歌は、Friends(明坂聡美 (浅野ユウキ)、阿澄佳奈 (平川ナツミ)、小林ゆう (佐藤リョータ)、下田麻美 (小泉チカ)、本多陽子 (日高メグミ)、MAKO (相原カズミ))による。

「あの花」バージョンのsecret baseが有名なので埋もれがちですが、今日の5の2バージョンももっと評価されて欲しいなあと思います。

ミドルテンポでさらっと歌っていることで、逆に夏の想い出が呼ばれる気もします。夏が終わるという気持ち。夏が終わるのは毎年つらい(今年は見事に花火もしなかったし祭にも行かなかった)。

 

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今週の何か 〜Future Funk入門〜

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ここ数ヶ月 ↑ みたいな曲を聴いたりしているのですが、そういえばFuture FunkとかVapor Waveってなんだろうな〜〜と思って軽くググって出てきた下記エントリ読んだらそれだけでお腹いっぱいになってしまいました。いい記事なので読んで下さい。

djwatashikkk.blogspot.jp

djwatashikkk.blogspot.jp

そもそもFuture Funkの出処(?)であるVapor Waveというジャンルはなんだろうという疑問が存在する訳ですが、おおまかに

  1. 80年代後半くらいの曲をサンプリングして再構築した曲
  2. 80年代後半くらいの画質の粗い映像を適当につなぎ合わせたMV(っぽい映像)
  3. 音楽ジャンルでいうとディスコ、フュージョンアンビエント、チルウェイブとかそのあたり
  4. なぜか蔓延する日本の言葉、映像、音楽
  5. 曲、映像から曲名やプロデューサー名などほとんど全てに意味を持たない
  6. 表立って活動している人がほぼいない

出典:心の耳で聴け: つかみどころがないVaporwaveとかいうジャンル

といった定義になるのではないのかといったところです。私は「4. なぜか蔓延する日本の言葉、映像、音楽」に心打たれました。

80年代の記憶なんて私にはありませんが、それでも90年代初期のおぼろげな印象は残っており、そうした脳内の片隅を突いてくるのがこのVapor Wave〜Future Funkという音楽です。映像観ながら聴いているとなんとなく眠くなります。

こういったサウンドや映像は90年代の思い出が少しでも残っている人にはより刺さるのではないでしょうか。

個人的には、日本語詩のサンプリングが加わるとFuture Funkになるのかなと思っていますが、「Japanese Disco」とタグ付けされていたりする曲も多くカオスです。Future Funkはヴォーカルが入っていることがほとんどなのでVapor Waveより若干聴きやすいですね。MVがある場合は記事冒頭のもののように、アニメの一部分を延々とループさせたものが一般的で、映像にちょっと気が狂いそうになりながら曲を聴く、というのが一種の作法のようです。

 

前置きが長くなりましたが以下、気に入っているFuture Funkを貼り付けます。基本的に日本語ネタ入りです。特に網羅的に紹介するつもりも実力もなく、気に入っている楽曲リンクを一方的に貼るだけなのでご了承を。

 

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