週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

雑に振り返る2023年

新譜

A Tiny Reminder / Loris S Sarid

良い。前作を聴いてから気になっていたのですが、私の好きな方向に進化していて嬉しい。


Flow | 流れ / David Edren & H.Takahashi

ジャパニーズアンビエントの2023年再解釈みたいな鳴り方が心地よいです。

かなり詳しい解説記事が出てるので詳細はこちらを参照↓

otoiku-media.com

 

Monolith / M.

作者に関する情報が全く無くて誰なのかもわからないのですが、良いです。

 

蒸発 (J​ō​hatsu) / Mark Barrott

エセジャパニーズみたいな曲名が並びますが、内容は素晴らしいポストクラシカル〜ポストニューエイジ。2曲目の「森林浴」が特にお気に入り。


Thousand Bells / Yui Onodera and Takashi Kokubo

「Takashi Kokubo」はあの「小久保隆」です。色々リリースされてるオークランドConstellation Tatsuからのリリース。

 

Get up / NewJeans

元々は「NewJeansおじさん」のミームを見かけたのをキッカケに聞き始めたのだが、そんな揶揄がどうでも良くなるほどかっこいい。特に「ETA」はMVの世界観含め本当にスタイリッシュでハマるキッカケに。K-POPはほとんど聴かないのですが、ダンスメチャクチャ上手いしこれで全員20歳未満ありました。

ブックレットとかシールとか色々付いてこれが3000円弱で買えてしまうのは超お得だと思います。

 

23年のロラパルーザでのactも超すごい。人の入りがヤバい。会場の熱狂が伝わります。ガチで踊りながらしっかり歌っててこんな離れ業できるんだ……という驚きもありました。

 

旧譜

kotoba / morimoto naoki

カセットで購入。午睡のようなまどろみと不協和音。


Komachi / Meitei

冥丁は新譜が23年の12月に出ましたが、旧譜のこちらを聴いたらなんか求めていた音だったのでアナログを探して購入しました。

 

その他、急にウォール・オブ・サウンドの波が来て、A LONG VACATIONのCDを買ったりフィル・スペクターのモノ音源4枚組を買ったりしました。

あとは「ジョアン・ジルベルトはちゃんと聴いたほうがいいよ」という先輩のアドバイスを受けてジルベルト含め昔のボサノバのCDを何枚か買ったのですが、その紹介はまたの機会に。

 

声優系

2013年リリース。たぶん多くの方が聴いたことがないであろうCD。岩男潤子さんが「いわおじゅんこ」名義で「たんぽぽさんの宇宙船」という曲を歌っている学芸会向けの内容です。当然視聴はありませんが、好きな人は買うといいと思います。DJユースでは全くないですが……

(余談ですが、ひらがなの岩男潤子名義の楽曲をまとめた記事を書こうと思いつつ早や数年……今年こそは書きたい)

CDの1曲目ではくにたけみゆきさんも歌っています。振り付けは↓

www.youtube.com

 

世界はまだ君を知らない

國府田マリ子さんの新譜。いや〜良い……

 

映画など

2023-01-02

ポセイドン石川がTwitterに投稿している「本日のワンフレーズ」が良い! 達郎関係の動画のせいでネタ系の方だと思ってたけど、フレーズがめっちゃ上手いし「それっぽい」。勉強します……

 

2023-01-18

『タテの国』を読み終える。最近ジャンプラに上がってきた読み切りSF短編が気に入り、そういえば同じ作者の『タテの国』て数年前に話題になってたよな…と思って読んだ。

めちゃくちゃ良かった……結構本格的なSFで、キャラも超個性的で3日で全話読み終えてしまった。あとオメガさんかわいい。

 

2023-04-28

北野武Dolls』を観る。セリフがあまりなく、映像だけで物語が進んでいく。やっぱり非常に想像を掻き立てられます。考える前に進んじゃうアグレッシブな作品もいいけど、観ながら考えられる作品の静かな良さもある。そして久石譲の劇伴は物凄いですね、次作から久石が外れたのも逆に納得の、圧倒的な音風景である。

なおWikipediaによると

パンフレットによれば、劇中の「繋がり乞食」は、北野が幼い頃実際に何度も目撃した夫婦が元となっているという。

らしい。そんなことあるんだ……

 

2023-05-03

『アフリカン・カンフー・ナチス』を観終える。笑っちゃうほど低予算のB級映画なのだが、やろうとしてることは伝わってくるから面白い。間抜けなテーマ音楽とラストの市場での和やかなやり取りは良いですね。

 

2023-07-17

ターミネーター ジェネシス』を観る。最近の映画って感じ。

 

2023-08-04

「ミッションインポッシブル・ローグネイション」を観終える。もう最初の5分でいきなり面白い。

 

(9月頃から多忙に。空き時間はずっとメルカリかヤフオクを見て過ごしてしまった)

 

あとは年末に『クッキングパパ』が無料公開されていたので初めて読んでみた。思っていた以上に面白くてレシピ再現してみたくなるし、80年代後半の空気感も味わえてグーーだった。

【無料】『クッキングパパ』が年明けまで“1300話無料公開”。1話5分の計算で4日間徹夜すれば読破できる | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com

 

料理編

www.kyounoryouri.jp

www.kyounoryouri.jp

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陳建一が3月に亡くなってしまった! ということもあり、23年の春頃には色々レシピを元に作ってみたりしました。特にチンジャオ(ニュー)ロースのレシピが秀逸。ちゃんと美味しくなる。青椒肉絲のピーマンを横方向に切る、というのは自分の中では結構びっくりしたポイントでした。

 

cookpad.com

豚こまを炒めてレタスを蒸してポン酢だけで味付けする簡単レシピ。レタスだけだと食べ感が足りないので豚こまに火が通ったら先にもやし入れてカサ増しするとなおよい。

醤油とか砂糖とか足したくなってしまうが思い切ってポン酢だけで調味すると、味付けが濃くならないので食べやすい。

一番のコツは、豚こまを炒めるときにちゃんとごま油を使うこと。

 

www.tv-asahi.co.jp

相葉マナブ」に栗原はるみ先生が登場した回。放送を見てたが、ずっと料理してる回でしかもどれも美味そうだったのですごく印象に残ってる。

特に栗原先生が料理研究家として初めて世に送り出したという「にんじんとツナのサラダ」は実際に作ってみたが、ほんとうに良くできたレシピで、書いてあるとおりに手順を飛ばさずに作るとそれだけでメチャ美味しいサラダが出来上がる。全部の工程にちゃんと意味があるというすごいレシピなのである! みなさんもぜひ作ってみてほしい。ワインビネガーは普通の酢でも大丈夫だと思います。あとは「豚の生姜焼き」もすげ〜美味そうだった。

 

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毎年、年初には「今年はブログをがんばるぞ!」と気合を入れるんですが、いつの間にかブログをやっていたことすら忘れて日々のアレコレに忙殺される日々です。今年は気持ちの余裕を持って生活したいものです。。

NewJeans 뉴진스 'New Jeans' MV The Powerpuff Girls 파워퍼프걸 22

www.youtube.com

本当にカッコいい、全部の要素が詰まってる。

映像技術に金がかかってるのがすごく良い。

そして90年代オマージュじゃなくてもう00年代前半のオマージュになってきてる、20年前はもうルネッサンスの対象なんだと。CGポリゴンの時代。90年代的なVaporwaveの次の時代が来てる、これから名称が決まると思うんだけど何て名称が付くのかな、とても楽しみ。

自分がK-Pop聴くことになるとは思ってなかった。

Pat Metheny「Bright Size Life」(1976)

ふとYouTubeを眺めていたら流れてきたこの曲、メセニーのデビューアルバムのタイトル曲なのだがちゃんと聴いたことがなかったものです。

なんかとても沁みます、ふと空を見上げたら雲が穏やかに流れてた、くらいに自然で素朴な牧歌的な音です。

ECMから出てる盤で、メンバーは、Pat Metheny(g)、Jaco Pastorius(b)、Bob Moses(d)。ジャコもボブもマイアミ大学の同僚・先輩的な関係性だったみたいですね。すげえ大学だ。

 

「Bright Size Life」というタイトルについては、なんかメセニーとジャコがその場のノリで決めたみたいで明確な意図は無いようです。

後年メセニー本人が、ファンからそのミステリアスなタイトルの意味を問われて、次のように語っている。(Patmetheny.com 2001/5/1付Q&Aより拙訳)

「この間にちょっと考えてみたけど、正直言って、曲の名前を付ける時に何を考えていたか、そのタイトルはどこから来たのか、まったくわからない。たぶんその時頭に浮かんだ言葉に、ジャコ(パストリアス。トリオを組んだメンバーの一人)もいいねって言ってくれて、それで決まった感じかな。長いこと「練習曲第2番(exercise number 2)」と呼んでたんで、どんな名前でもそれよりマシだった。」

人生が輝く「サイズ」を探して - Bright Size Life - 花と、空と、リモンチェッロ/ Flower, Sky, and Limoncello

でも鳴っている音と非常に親和性が高いような気がして、無性にカッコいいと感じます。謎めいている。

さらに「ブライト・サイズ・ライフ」をどう訳すかによってニュアンスは結構変わってきますね。「明るい・広大な・人生」のような気もするし、「輝く・大きさの・人生」のような気もする。

でも先のブログのように後者で解釈すると、より世界が広がるような感じがします。「輝く大きさ」ってなんだ? という疑問はそのままに、「人生のbright size」を探すのは悪くないな、と思うわけです。

 

青と黄色と辻井と武満

1.

1年前の話題なのだが、レコード芸術2022年8月号が面白かった。

www.ongakunotomo.co.jp

表紙を見てわかるように、ウクライナにゆかりのある作曲家特集であった。ちょうど2022年の今頃はそうした一種緊張した機運があった。2023年に入ると「なんかずっと戦争してるよね、大変そうだよねぇ」という良くない種類の慣れが蔓延してるが当時はもっと世の中としてウクライナに肩入れする雰囲気があった(気がする)。

 

政治的な話はさておき、レコード芸術なんて普段は買わないのだが、この号に関してはなかなかよかった。

ウクライナに関する作曲家は(勉強不足により)ほとんど知らないのだが、ニコライ・カプースチンだけは別である。一般的にはそれほど知られていないピアニスト/作曲家だと思うが、一部の音大生やピアノ愛好家には広く知られている人物で、ウクライナ出身・現代ロシアの代表的な作曲家である。

正直、彼の生い立ちなどはよく理解してなかったのだが、記事を読むと、ジャズクラブのような場所で研鑽を積んだ時期があったとのことで作風にも納得がいく。彼の作品は、しばしば「ジャズ」であると形容されることがあるがそれは全く誤った解釈であって、「ジャズ風」あるいは「ジャズの要素を取り入れた」作品だと表現するのが正しい。それはおそらく、現場でジャズを叩き込まれたカプースチン自身も認識していたはずであり、彼の作品はジャズを演奏する中で培われた経験をクラシック的に再構成したものなのだと思う。ジャズを「譜面化」できるほど甘くないことは、カプースチン自身が十二分に理解していたはずであるからだ。

一方で、彼自身による「etude Op.40」など演奏を聴くに、彼自身は極めてメカニカルに自作を演奏していたことがわかる。他のピアニストによる演奏を聴くと、多くの場合無意味に後期ロマン主義的な感傷が前面に出ていて辟易する。そうではなく、ジャストなタイム感の上でカプースチン作品は演奏されるべきだと思うのだが……(無意味なアコーギクとかは要らないのだ)

 

 

そんな中、辻井伸行が15歳当時に演奏したOp.40-2は実に素晴らしかった。曲本来の魅力を十分に引き出した上で辻井自身が得意とするロマンティシズムを過不足なく表現した名演であった。

 

そんなわけで、辻井伸行が2018年にライブ録音したCDも買ってみたのだが、こちらはカプースチン作品を原曲に沿って解釈したというよりは、辻井ワールド全開の派手やかな演奏となっており、好き嫌いはかなり分かれるような気がした。でもやはり40-2は比較的良いと思います(40-8は流石にテンポが速すぎ…)。このCDはカプースチンの新解釈を求めるというよりは、辻井の音楽世界を楽しむための録音だと思う。

 

カプースチンの新たな解釈という意味では、ピアノYouTuberとして著名なかてぃん氏の演奏はとても良かった(結構装飾音足してるけど)。本来、このぐらい肩の力を抜いて自由に演奏するべきなのではないかな…と聴衆としては思った次第です。

 

 

2.

レコード芸術2022年8月号の良かったもう1つの点は、武満徹の『波の盆』の新録情報が(広告としてではあるが)掲載されていた点である。発売を知らなかったために大変参考になった、こうした意識外の情報が入ってくる点は、紙の雑誌もまだまだ捨てたものではない。

ちなみに広告のリード文は「映像作品をこよなく愛した世界の武満徹の珠玉の映画・テレビ音楽集。武満-尾高-N響、最高の組み合わせが実現!」であった。「そこは札響じゃないのか…」と一瞬ツッコミを入れそうになった(武満徹は札響を「私の音楽と最も調和している」と評したと言われている)。

肝心の内容ですが、『波の盆』に関しては、オリジナルの演奏はやはり超えられていない、という感想が真っ先に来てしまいます。N響らしい上品で器用な演奏なのですが(極めて失礼な言い方となりますが)楽譜をそのまま演奏してるだけですよね、とでも言いたくなってしまうような、要は眠たい演奏になっています。録音スケジュールがタイトだったんでしょうか。あと、冒頭のシンセみたいな音色の楽器によるボイシングには特に違和感があったのですが皆様いかがでしょうか…?(原曲のイメージが頭に強く焼き付いているからだとは思うのですが)

また、『夢千代日記』のグロッケン? の音について、いつまでも金属音のへんな残響が消えず、違和感が凄かった。一方、『太平洋ひとりぼっち』『ホゼー・トレス』は結構広がりが感じられて好みの演奏でした。でもやはりパーカッションだけが浮いているように聞こえます(演奏のせいもあるし録音のせいでもある気がする)。

文句しか垂れておりませんが、しかし、『波の盆』の収録CDが軒並み廃盤となり、とんでもないプレミアが付いているなか、おそらく約20年ぶりに『波の盆』の新録を出していただいたこと自体に感謝しなくてはならない、とはもちろん思っています。これほどまでに美しい日本人作曲家の音楽はそうそうありませんから……

 

そんなこんなで岩城宏之×札幌交響楽団がやっぱり聞きたいナ、と思っていたところにこの初演曲集が2021年に発売されていたことを知り、購入。よいです。CD2枚目には武満による50分程の講演も収録されており、肉声も聞けます。

 

 

2023-01-13

何でもシティポップでいいならこれもシティポップだよねという話。

 

めざせポケモンマスター」のリリースは1997年6月、歌は声優の松本梨香、作曲はあの田中宏和氏。松本梨香のアルバムバージョンもあるけれど、やっぱりOPの1分30秒版が馴染み深い。

これのBメロは今なら普通にシティポップ判定できますよね、全然そんなの考えたこともなかったんだけど、今日久々に聴いたらもうシティポップ判定しかできなくなってしまった。毒されている。

 

 

実はポケモンシリーズは自分でソフトを持ってなかったので一度も通しでプレイしたことはないのだけれど、それでも世代的に沁みるものがある。

www.oricon.co.jp

2022年に観た映画・読んだ本

明けました。今年もよろしくおねがいします。

2022年はブログ中心にやろうと決めていたのですが、いざ書こうと思うと面倒臭さが上回ってしまうことが多く、更新頻度は例年と特に変わりませんでした。書きたいことがあって、かつ、それを書ける時が重なるのは実は結構レアなことなので、今後も気長に更新していきたいとおもいます。

2022年に「観た映画・読んだ本」編です。

2022年と言いつつ、2021年末から始まる。あと、本の記録の方はごく一部です(いちいち読んだ記録取らないことがほとんどなので)。

 

 

2021_12_25

マトリックス』を観る。おもしれー。

マトリックス レボリューションズ』も観るがイチャイチャシーンしか出てこないので冒頭30分で飽きてその後見てない(続編かと思ってレボリューションズを見始めたがそもそもレボリューションズは3作目であることにあとから気づいて愕然とした。タイトルはわかりやすくしろ)。

監督のウォシャウスキー兄弟について軽く調べても、カルト的な話しか出てこなくてよくわからなかった。

 

2021_12_30

25日に観始めたインド映画『きっと、うまくいく』を観終えた。スカッと系のストーリーなんだけど嫌味はなく、ハラハラしながら爆笑しつつ楽しめた。エンジニアリングには夢があるねえ……

へんてこなタイトルだったのでアマプラのオススメに表示されているのに長らく無視していたが滅茶苦茶よかった。みんな観るべき。

 

2022_01_14

北野武監督作品『HANA-BI』を観る。完全に前情報をシャットアウトしての視聴だった。

とにかく画面が美しい。自分はこういうのが観たかったのかも、と思える。90年代はかくもロマンがあったのかと、そんな錯覚に陥る。

自宅で二人でケーキを分けながらお茶を飲むシーンで何故か涙腺が緩んでしまった。岸本加世子のキャップ姿。そして絵。そして暴力。ティザー動画の走馬灯が全てのような気もする。海は美しい。

 

2022_01_24

北野武監督作品『3-4X10月』を観る。海で遊ぶシーンが印象的。全体的に、説明的でないのがすごく良いと思った。シーンの移り変わりの際に、自分で経過を補完する必要があることが逆に幸せ。

 

2022_02_12

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』を観る。

とにかく「熱情」ですよね。当時はそれがあった。

 

2022_02_18

北野武監督作品『ソナチネ』を観る。いつの間にか映画を観終えていた。やっぱり海辺のシーンがとにかく良い。あと冒頭の街並みのシーンに失われたノスタルジアを感じた。

 

2022_02_28

北野武監督作品『菊次郎の夏』を観る。前作までのバイオレンスをどことなく期待している部分があるので、この作品は自分には合わないかな…と思いながら観始めたが、合わないなんてことは全く無く、楽しめた。暴力描写は少ないんだけれども、救いの無さというのはやっぱり存在していて。

そして映像の色味がもう最高。。メイキングの映像は普通の90年代のテレビの色味なので、映画本編であの感じが出せているのは、当たり前だけど滅茶苦茶フィルムの色を追い込んでいるからなんだなあと……

 

2022_03_18

北野武監督作品『その男、凶暴につき』を観終える。

他の作品と比べるとストーリーが淡白な感じもするが、非常に画面が見やすく迫力がある。タイトルのインパクトといい、ずっと気になっていた作品だったので観れてよかった。

 

2022_03_26

北野武監督作品『Kids Return』を観る。

ビートたけしがいつ出てくるのか…と構えながら見たが……(事前情報なしで見ているため)

エンディングの数分が良い。そして自転車でバイパス沿いを走るシーンはどれも良いですね、いつかロケ地を巡ってみたいと思いました。

 

2022_04_03

ロボコップ』を観る。悲劇的な流れが加速していく様を見ていて辛くなってしまった。しかし80年代における近未来が満載されておりその点だけは最高だった。

 

2022_05_14

マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』を立て続けに観る。1作目のサイバーパンク感が薄れてラブ・ロマンスに傾倒してしまったのはちょっと……

でも緑がかったフィルムの色は個人的に好みです。

 

2022_06_05

カミュの『異邦人』を読み終える。殺人的な暑さの夏の海岸の描写が凄い。こちらまで頭がクラクラしてくるような、そんな描写……

 

2022_06_26

何日か前に読んでハマってしまった『ガダラの豚』1巻の続き(2・3巻)が届き、日曜深夜に2巻から3巻の3分の1までを一気読みする。特に2巻、完全に惹き込まれてしまった。小説を夢中になって読むのなんて何年ぶりだろうか……

 

2022_08_11

ランボー1』を観る。ほぼ前提知識無しで観たが、思った以上に重いテーマが背後に潜む内容で度肝を抜かれた。ベトナム戦争は当時のアメリカにとっては、我々日本人には想像も出来ないほど壮絶な問題だったのだろう。映画の公開が82年で、劇中には「7年前の記憶が……」といったようなセリフが出てきますが、ベトナムからの撤退は75年であり、現実とリンクしていて印象的でした。「戦争は続いている! 終わっていないんだ」

前半の山間でのゲリラ線が良いですね。「一寸先は闇」という不気味さが見ているこちらにも伝わる。ランボーシリーズは全部観てしまったが、この1作目が頭一つ抜けて面白かったです。

 

2022_08_12

ランボー2』を観る。1と比べると演出がかなり派手になった。1よりもファンタジーになってしまったが、見ててスカッとした。そしてやはりベトナムはまだ終わっていない。ジャングルでの戦闘シーンは何かゾクゾクしますね。

 

2022_08_13

ランボー3』を観る。2よりもさらにアクション要素が増した。だいぶヒロイック味が強い。「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」の中に「ランボー3の地下水路を通るところ」というのがあるのだが、その元ネタとを見れたということで満足。

 

2022_08_14

ランボー4(最後の戦場)』を観終える。結構残虐な描写がマシマシ。その上、ほとんどがアクションシーンでストーリーもへったくれもない映画になっている。また、ランボー3までが80年代に制作されたのに対し、本作は2008年の作品なのでスタローンが中年おじさんになってる……顔が別人ですわ。

 

2022_09_01

「あの人に会いたい」で言及されている中島らもの初期のエッセイ『その日の天使』をずっと読んでみたいと思い、でも収録されているベストエッセイ集はプレミア付いてて手が出ないなあ…と購入をためらっていた。

www.youtube.com

が、そもそも『恋は底ぢから』に収録されていることに気が付いて拍子抜けした。持ってるじゃん……

恋は底ぢから (集英社文庫) | 中島 らも |本 | 通販 | Amazon

でもこれを文章で読んでも、動画で本人が話している「一日一日には、必ず一人天使がいる」の重みがそこまで感じられない、というか、本人の語り口が巧すぎて是非動画で見てほしい、と強く言いたい。少しつらくなった時、呪文のように小声で「天使がいる……」と唱えとりました。

正当ではなく 異端を

王道ではなく 邪道を

 

2022_09_03

ランボー ラスト・ブラッド』を観終える。舞台が完全に現代で、仕方なかったんだろうけれども、ランボー1のようなベトナム戦争というテーマも無く、スターローンもおじいちゃんになっており、これまでの総決算といえば聞こえはイイが、やはりベトナム戦争という特殊環境でしか生まれ得なかった「ランボー」の若さを俺たちは見たかったんだろうな……ランボーシリーズは、回を重ねるごとに自分ではなく他者を守る物語になってしまっているんですよね、それは戦場とは真逆であるから、(自分の中では)どんどん齟齬が進んでいったのだと思います。

そして再び『ランボー1』を観る。やはり面白い。そして結構音楽が凝っているんですよね。何度も流れる5拍子+5拍子+7拍子のテーマは緊張感があって最高。オケっぽい音使いも今聞くと贅沢に聞こえますね、これぞ80年代という高揚感に包まれます。

 

2022_12_08

『ロッキー1』を観終える。本題に入るまでが長い! 一番良かったのはテーマ曲が流れながらランニングするシーン(リンゴ貰う例のシーンの前後)。

 

2022_12_30

ミッション:インポッシブル フォールアウト』を観る。なんか深夜に一気に観てしまった。ハリウッド映画なのでこちらの感情の起伏が完全にコントロールされてるような感覚になり悔しいが面白い。ヘリシーンが良い、というのを聞いて見たのだが、確かに悪くなかった。トム・クルーズかっこいい。前半1/3シーン、中盤2/3シーン、終盤3/3シーン、どれもダレることなく観れた。暇な時に是非。

 

 

北野映画を観よう、と決めていて、主要なところを色々観ていました。そのほか、アマプラで前から観たいと思ってたのをだらだら観る感じ。特に80年代のアメリカ映画に何となく惹かれてました。映画好きの方からすれば「なんだこれ」みたいなラインナップかと思いますが普通に観てて楽しかったです。