週刊ネコ通信

日記とか備忘録とか。

2019_06_29東京

半年ぶりくらいに東京に出向いた。あいにくの雨だった。

 

所用があって上石神井を訪れた。初めて行った。読み方がよくわからない…(かみしゃくじい)って読むんですね…

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「お買い物は 地元」なんでラッコさんなのだろう。

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こうした生活感のある商店街の外れという景色はわたしの街では20年以上前に失われてしまった。

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RAVIというお店でランチを食べました。

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駅前に花屋さんがあるというのは何というかすごい。

 

このあと渋谷に移動し、東急ハンズに寄った。子どもの頃、経緯は忘れてしまったが何でも売ってるという東急ハンズに憧れを持っていた時期があり、親に東急ハンズに行きたいとせがんだものだが、たぶん思っているお店とは違うと思うよ、とやんわりいなされてしまい、実現しなかった。実際行ってみると確かに何でも売っているが小さい頃想像していた店舗とは違うなという印象であり、親は適当な出まかせを言っていた訳ではないということになり、何となく親の株が上がった。

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須田帆布の小さめのショルダーを買いました。CDや文庫本がちょうど数枚入るサイズなので、コンパクトにブックオフに立ち寄る時にもべんり。布製なので若干重たいが、造りはしっかりしているので使い込みたい。

 

レコ屋を一通り巡り、なんとなく西日暮里に行ってみた。

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どういうわけか、強迫的なまでに道端に緑が多かった。町内会単位で取り組みが行われているんだと思う。

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植栽のあるブックオフという非常に珍しい取り合わせ。低層階のテナントに入っているのも珍しい。だが品揃えはざんねんながらイマイチだった…

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どの家の前にも複数の植木鉢が連なっており、隣人間で植物を誇示しているかのようだった。庭の植栽を通行人にうまいこと見えるようにしている家もあり、こだわりが強めに伝わってきた。

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ネコ。

 

今週の何か 〜PCゲーム・PSゲームなどのボーカル名盤を聴いてみる〜

気になったものを非網羅的に雑に紹介するこのコーナー、今回はPCゲーム(ギャルゲ、エロゲ中心)のボーカル曲をコンパイルしたCDアルバムやPSゲーム関係のCDを中心にゆるーく書きます。

筆者の趣味でメロウ感があるBPM遅めの曲や、130付近で踊れる要素がある曲が中心となります。

 

Standard Composition R(2002)

2枚組。ボーカル曲を集めた盤とインスト曲を集めた盤で分かれている。

ボーカル曲は00年代初頭のエロゲ・ギャルゲ曲でメロウな曲を求めている人には間違いなくオススメできる。ラテンバラードのM5「ICED TEA」、BPM130なのにやけに物憂げなのにベースがブリブリ鳴らしているM10「トゥインクルチューン」など聴きどころが本当に多い。

インスト曲の方は、まあゲーム中のBGMコンピレーションなのだが、Vaporwaveが完全に消費されている今聴くとNewAge〜Ambientっぽく聴けて面白いかもしれない…楽曲の質は良いです。よくある、ピアノ主体でエモっぽく感情的に弾いた出来損ないではなく、ちゃんと聴けます。M7の「Duo Tune」なんかローズとハイハットとベースの3楽器だけででごく最小限の音を使ってラテンしていて面白いですよ。

なお、同シリーズで「Standard Composition L」も出てるが、Rの方が音楽として聴けると思う。「L」も2枚組で片方がボーカル曲、もう片方がインスト曲になっている。

相場が高騰しつつありますが、2年前だと駿河屋で200円で買えたのです…

 

KID MUSIC MUSEUM Vol.2(2003)

知ってる人は知ってる名盤。2枚組でDisc1がインスト、Disc2がボーカルが2曲入ってます。この「まばたき」という曲が松岡由貴さんと植田佳奈さんが歌う名曲中の名曲R&Bなので最高…

聴き直して見ると、インスト盤も結構いい感じに聴けるんですよね…

 

PandA anniversary しろぱんだ・くろぱんだ(2002)

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ぱんだはうすのBGM集。全体的に妙に音楽のクオリティが高く、買って後悔しない盤。SPARK! いいよね… 希少盤で市場に全く出てこないので、見かけたら4000円でも5000円でも買ったほうがいいです。

何度も言ってる話ですが、この曲を知り合いのdiggerに教えていただいて衝撃を受け、オタク音楽にのめり込むきっかけとなった個人的にも重要な盤です。

 

エスクード ヴォーカルコレクション vol.1(2008)

「ラブリー・ラブドール」OP曲がBPM130で程よく時代感があってAメロの平行進行で下降するコードワークが良い!

「メタモルファンタジー」OP曲のM5「ミラクルファンタジー」もファンクなギターが入っていて良い!(BPMが124で微妙に遅いのが惜しい)

 

ウィザーズハーモニーR・ヴォーカル&ショートドラマCD(1999)

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水野愛日さんのボーカル曲目当てで購入。ちょっと音質が不満でしたがPCMライクなPCゲーのラテン曲でひとまず満足しました。藤田朋子さん歌唱のボサノヴァM5「Moonlight Night」が良いです。

 

ファーストスマイル 創立3周年記念 笑顔の約束 声優ヒロインボーカルコレクション(1999)

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名盤。こんなに声優も楽曲も豪華でいいものか…生楽器と打ち込みが高い次元で止揚されてA-POPの極北と言える出来になっています。(ちょっと上記までの流れとは違うけど)なんというか、こういう内向きのオタク楽曲というのは最近めっきり少なくなってしまい、聴くたびに時代に取り残されてしまったような奇妙な焦燥感に駆られます。

これも随分前の話ですが、知り合いの間で「キスが嫌いなテディベア(岩男潤子&氷上恭子)」で盛り上がりに盛り上がった時期が忘れられません。

氷上恭子さんの「クロッカスの羽」など、元作品のサントラにプレミアが付いているボーカル曲もおトクに聴けます。最高…!!!!

 

Parfait Song Collection (2000)

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これも良いんです…水樹奈々さんや堀江由衣さん、水橋かおりさんが参加していて特に堀江由衣さん楽曲は音数少なめながら成立していて家でじっくり聴きたいタイプの音楽に仕上がっています。

 

ACTRESS vocal collection あくこれ!!(2013)

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発売年は2013年ですが、往年の名作からコンパイルされています。

このコンピ以外では8cmシングルでしか聴けないこおろぎさとみさんの楽曲やすげ〜ゴキゲンな水澄鈴さんの楽曲が聴ける豪華3枚組41曲のコンピレーション。

 

明日の記憶 Featuring Emi Sanokura From Noel(1996)

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これもPSゲーム関係のアルバムなので微妙に本旨からズレますがとにかく良い!ボーカル曲6曲中4曲を岩男潤子さんが歌っており、実質岩男潤子さんのミニアルバムのような出来上がり。

竹本晃のインストも結構聴ける内容で、A-POPならぬA-NewAgeという新ジャンルが勃興しそうな勢いです。

 

まじかるで〜と ZUNTATA(1997)

これもPSゲームの楽曲なのですが、もう良いとしか言えない出来です(ボーカル曲は6曲しか入ってませんが)。ボーカル曲とゲーム中BGMが収録されていますが、ボーカル曲はマスターが違うのか明らかに音質が違うので安心して聴けます。

 

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こういった楽曲群は自分の中では一貫した評価軸で捉えているつもりなのだがいまだにどういう括りなのかが言語化できないのがちょっと悔しいのと、やはり90年代後半から00年代初期にしか存在しない楽曲なので一種の変形した懐古趣味に浸っているだけなのではないか…という焦りがある。好きなものは好きなので仕方がないのだが、殴る/殴られるインターネットにおいてはあまりにも微力だなというのはたまに考えてしまう。そして考えようによってはただの老害やなというのも恐ろしい。過去だけでなく現在にも向き合って自分をアップデートし続けないと追いていけないのは時間的に大変辛いものがあるのだが、でもやっぱり色々探して聴くのは楽しいよね、というのが唯一の救いなんだよね。

ゲーム音楽に関する思い出

数年働いてますが生活を満足に送れるだけの給与が支払われない。助けて下さい。

 

さて、「ゲーム音楽ディスクガイド」が発売された。

ゲーム音楽ディスクガイド──Diggin' In The Discs (ele-king books)

ゲーム音楽ディスクガイド──Diggin' In The Discs (ele-king books)

 

 ライターの方々がゲーム音楽をあくまで「音楽的な」観点から選び抜いたガイドであり、とにかく圧倒的な情報量(と細かい文字組)に圧倒される。順に読むようなものでもないのでパラパラとめくって楽しんでいる。明らかに相場の関係で通常入手不可能だろう…というものも複数含まれているが、これほどバリエーション豊かにサントラが発売されていた、というのを総覧できるのは面白いと思った。

ゲームタイトルごとの索引が付いていない(音楽的なディスクガイドだからでしょうか)のはいくらなんでも不親切ではないのかなあ…とちょっと思ってしまった。

 

さてそうして読んでみて、「音楽的な」面でゲーム音楽を捉え直しているとの大前提がある上で大変恐縮なのだが、しかしやはりゲーム音楽は極めて個人的な体験であり、客観的に音楽性を評価するのは生易しいことではないのだな、と気付かされた。

たとえそのゲーム音楽がどんなに音楽的に低級な内容であったとしてもゲームそのものにのめり込んでいたとしたらその音楽は本人にとっては大変魅力的に鳴り響くものであり、ゲームプレイの体験と強烈に結びつくことが所与とされているゲーム音楽を音楽性という全く別の枠組みで捉え直すことの難しさというのを認識した次第である。サントラCDのdigの結果良いゲーム音楽に出会えたとしても、何というかそれは一種邪道な部分はどうしても発生してしまうような気がする、というのが私の思いである。音楽の捉え方に優劣は無いものの、エアプでゲーム音楽を語るのはあまりにもったいないことをしてるね…という感情はどうしても発生してしまうし、多分それは多くの人が同じであると思う(だって友達の家で繰り返して遊んで耳に残っているマリオパーティの音楽に勝てる音楽なんてほぼ無いですよ)。

 

つまり要は各々が好きなゲーム音楽を主張すればハッピーということであり、わたしも思い出補正MAXで紹介させていただく。あの頃は良かったね…

 

大乱闘スマッシュブラザーズDX オーケストラコンサート(ライブ録音)

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(収録曲等は以下のwikiを見てください。作編曲者も載ってます。)

https://kirby.fandom.com/ja/wiki/%E5%A4%A7%E4%B9%B1%E9%97%98%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%82%BADX_%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%88_(CD)

 

このCDなくして00年代のゲーム音楽オーケストラは語れない、というほどの最重要CD。当時のファミ通のおまけで付いてきた非売品なのだが、メルカリなどで多数出品されており相場価格はかなり低め。しかしかなり内容は良いものであり、スマブラDXにあの頃のめり込んだ人たちには是非購入していただきたい。本当に原曲重視のアレンジになっているから。

2002年8月27日(火)、東京文化会館大ホールでの録音(東京の小学生は夏休みだと思ってこの日程にしたと思われるが、地方民からしたら憤慨する日程だ)。新日本フィルの演奏のためか、若干演奏が荒い部分はあるが、全体を通してみれば快演と評価できる出来(でもやっぱり金管がちょっと弱い)。作曲者の一人である酒井省吾氏がオケ経験をお持ちのため、氏が主導してオケ編曲を進めたが、安藤宏和氏や池上正氏も編曲に関わっている(あのスーパー打ち込み安藤氏によるオケ編曲ですよ!)。

特にM5の「オリジナルメドレー」が感慨深く、当時繰り返し再生して聴いていた。「オールスター休憩所→フィギュポン→How to Play→終点→メニュー〜エンディング」というスマブラDX音楽スタッフの制作曲のみで構成されている点が素晴らしい。親のステレオ装置を借りて大音量で鑑賞した覚えがあります。懐かしい…

当時のファミ通には桜井政博氏による全曲解説が載っていたと思う。その文章を読んでゲーム音楽まで含めて本当にゲームが好きな人なんだな…と感銘を受けたものである。

このコンサートや2006年から桜井氏主催で開催されていた「PRESS START」は明らかにすぎやまこういち氏のドラクエオーケストラコンサートを意識して開催されていたものであり、その系譜はゲーム音楽を「卑屈なコンピューターミュージック」から解放し、ファンを満足させる編曲を施して十二分に音楽的に発散させるという意識の下、オーケストラという一種の表現の極限に落とし込んだという点で「音楽性」に満ちあふれている。ゲーム音楽を音楽的に発展させるには、それはもう文脈を完全に掌握したうえでユーザの体験を壊さないことを最優先に構築するしかないのだと思う。少しでも路線を間違えると、それはゲーム音楽最大の魅力をむざむざドブに捨てることとなってしまう(そうした意識から、私はネットに落ちている安易なゲーム音楽のトランスremixやハウスremixなどが大嫌いである。本当に許せない)。

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スマブラDXの音楽スタッフの座談会は今でも公式Webサイトから見ることができ、今読んでも実におもしろい。スマブラのオープニングで1拍ごとにBPMを変えているので「手拍子すると全部合わない」というのは当時もゲラゲラ笑った。

https://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_nalj/smash/flash/0118/index.html

 

とても大切なことは、当時のあまりにも新鮮で色鮮やかな景色は今二度と見ることができない、ということなんです。ゲーム音楽の体験は永遠に当時に留められ、現在と結び付くことは絶対にありません。ただ思い出だけが残ります。だから我々はゲーム音楽に惹かれるのではないでしょうか。その「思い入れ」こそがゲーム音楽の最大の魅力であり、思い入れの中にしか解釈の正解は存在しないと思っています。音楽性云々はもはや関係ありません。

当時小学生でスマブラ64に熱中していた我々の、スマブラ続編がGCで出ると知った時の興奮が分かりますか? 発売まで日々カウントダウンし、同時にあらゆる交渉術を駆使して親を説得し、やっと真四角の本体とソフトを手に入れた時の安堵感を想像できますか? 無数に近い起動したスマブラで毎回聴いたメニュー画面の音楽の高揚感を共有できますか? それはもう全てが思い出であり、その時に鳴っていた音楽が名曲でないはずがないのです。

 

パーフェクトダーク オリジナルサウンドトラック

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ゴールデンアイ007の続編として開発されていたが版権の都合? などでボンドが出演できなくなり、急遽システムはほぼそのままでキャラクターやシナリオをオリジナルに書き換えて発売されたFPS。3年ほど間隔が空いているため、学年によってゴールデンアイ派とパーフェクトダーク派にきっかりと分離されるのが特徴である。

これまたBGMが良い……インダストリアルなR&B?なのだが、作品の世界と完全に融合しており、どこまでも冷静な音楽である。PCM音源っぽいパッド音など最高である。これぞニンテンドウ64! という音がします。是非何らかの手段でサントラを聴いてほしい。

ここで一つ出てくるのが制作会社の「レア社」という切り口である。スーパードンキーコングやバンカズといった伝説的なゲーム(音楽)を手がけた海外メーカーで、本作でも制作を担当している。売却されるなど色々大変な目に遭っているが、音楽の素晴らしさの一要因は間違いなくレア社の功績によるものである。

 

マリオパーティ 1

https://www.youtube.com/watch?v=IZFL7O0JvyE&list=PL0CCCA9B0F8C65F1D&index=2

クロノ・トリガーで知られる光田康典による最高の仕事。

現在まで続くマリオパーティの第一作目。BGMは全て良い。良い以外の修飾が無い。

(ゲーム自体は名作であるにも関わらず、64の3Dスティックを手のひらでグリグリし過ぎて健康被害に繋がった事例があったためか現在でもVCなどで配信されることはなく、幻のソフトになりつつある…実況者のキヨ氏も手のひらの皮が向けたとキレてた)

光田っぽくはないといえばそうだが、ラテンを意識しつつ自らのオリジナリティを絶妙なバランスで組み込んだ作曲は素晴らしいの一言(メニュー画面に当たる「のどかなキノコむら」なんて光田康典感とマリオパーティ感が高度に昇華されていて素晴らしいよね)。「2」以降は作曲者が変更されてしまったことが悔やまれる。

最終ステージ「えいえんのスター」はTVのボリュームを絞って真夜中まで攻略本片手に詰めていたのが忘れられません。そういえばこのゲームはサードパーティのハドソン提供だったせいもあるのか、攻略本が仕様を踏まえて異様に丁寧に親切に書かれていたので何だか戸惑った記憶があります。

ミニゲームの一人用「のっかれボール」、皆さん覚えていますか…?

 

ツイッターで作曲者の光田氏本人がゲーム中のレインボーキャッスルに言及していて最高。フリーで初めての仕事なのにあれだけのクオリティを出せるというのが…

https://twitter.com/yasunorimitsuda/status/462939861733744640

またこれはずいぶん前のものだが、本人が丁寧にQ&Aしてて最高。こういうインターネット文化、あまり見なくなりましたね。

http://www.procyon-studio.com/special/qa_2002.html

 

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この手の話題だといくらでも思い出が出てくるのだが特に思い出深い3つを取り上げてみた。(でも他にも、自分の世代ではない星のカービィSDXを実機プレイしたいがために隣町まで含めてスーパーファミコンとソフトを探し回った末に起動して聴いたOP画面の音楽が忘れられないとか、そういう思い出は無数にある。あの頃はAmazonも何もなかったし、町の中古ショップもそれなりに充実していた。それで良かったじゃないですか…)

結局、YouTubeなどで良いなと思えるゲーム音楽に出会えたとしても(それ自体を否定するつもりは全く無いが)それはゲーム音楽では既にあらず、というのが私の主張である。単にその音楽はゲーム音楽に近しい何か、でしかない。懐古趣味と言われればそれまでだが、ゲーム体験という思い出を心から愛でる人間の前に音楽性云々言う人間が現れたらそれは無力ですし、全くすれ違うと思うのです。

ゲームをプレイしていようとしてまいと、音自体は確かに変化しないが、未プレイで音楽だけ聴いているとしたらそれは最も重要な体験部分が抜け落ちており、これに伴って音楽への魅力も減じられていることは間違いないと思う。これは潮流とかそういうものとは無関係の事実だと信じたい。これはもうどちらが正しいとかの問題ではなく、立場の違い、言わば宗教観の違いである。

こうした問題点を全て飲み込んだ上で整理したというのは無論わかるが……ゲーム体験から分離された批評にどうしてもどうしても納得できない部分がある。繰り返すが、これはもはやゲーム音楽に対するスタンスの違いである。

なぜなら、それほどまでにユーザにとってゲームの体験の記憶というのはかけがえのないものだから……

バルトークのブルガリアのリズム

なぜかずっと「ブルガリアのリズム」を(3+3+2)/8拍子そのものだと思い込んでいた(ミクロコスモスにその拍子の楽曲があり、しかも解説でそのように書かれているのを見た覚えがあったからだ)が全然違った。

 

変拍子の楽曲に対するピアノ指導についての一考察 ─バルトークブルガリアン・リズムによる 6 つの舞曲》を中心として─】

http://repo.kyoto-wu.ac.jp/dspace/bitstream/11173/111/1/0080_009_003.pdf

 

この論文はブルガリアのリズムに特化していてわかりやすいが、核心となる部分は「バルトーク音楽論選」(ちくま学芸文庫)に収録されているバルトーク自身の言葉に依るもの。

バルトーク音楽論選 (ちくま学芸文庫)

バルトーク音楽論選 (ちくま学芸文庫)

 

 

複雑な変拍子がごく自然にブルガリアないしその他の東欧諸国で歌われていた(と書かれていれば信じるしかない)とのことだが、この「片足を引きずって」いるかのリズムが何故生まれたかに関する考察はいまいちよくわからない。バルトーク自身も注意不足で採譜の譜割りを間違えたと告白しているほどだから原音はそれほどまでに独特のリズムだったのだろうし、起源に関する研究は自分以外の者に任せるつもりだったのかもしれない。

 

バルトーク音楽論選」の前半ではバルトークが無調音楽をこき下ろし、代わりにストラヴィンスキードビュッシーの音楽に対する姿勢を認めるかのような発言をしている文章が読めたのでそれだけでも興味深かった。ドビュッシーワーグナー的な体制から脱出するために自身のルーツ?とも言える古いフランス音楽に遡る必要があった、という指摘も読んでいて楽しい。凄いのは、そうした方法論をバルトークが自身に厳格に適用し、労の多い緻密なフィールドワークを実施して原初的な状態の民族音楽の中に活路を見出そうと悪戦苦闘したというところだと思う。

後半の講義録では民族音楽に関するペンタトニックからの解釈が譜例付きでそれなりのページを割いて掲載されてこれもかなりためになった。

今週の何か 〜声優曲とか vol.14〜

DYNAMITE/姫咲杏梨(CV:金魚わかな)、理事長(CV:立花理香

スマホゲーム「8 beat Story♪」より、コンテンポラリージャズな一曲。イントロ〜Aメロは完璧なのだがサビ前半が普通のポップスになってしまってるので…惜しい! が、かなり良いです。音源リリースはまだみたいなのですが期待しています。

  

 chocolat結城比呂

超名曲だと思うのですがシングルのみ収録曲。カッティングギターも良いが、何よりバッキングのオルガンの音色が素晴らしい。作曲は安西史孝。

 

 Something/TARAKO

90年発売のアルバム「あなたが大好き」より。funk寄りのGiRLPOPとして聴ける。惜しげなく披露される贅沢なスラップベース、間奏のソウルフルなコーラスなど聞き所が多い。本人が作詞作曲。

 

 メトロで行こう/李紅蘭(CV:渕崎ゆり子

トロピカル大正歌謡。作曲は田中公平

 

efficient life/降矢竜持(CV:立花慎之介

銀河へキックオフ!!キャラソン。作曲は西岡正通。

 

もうすぐ16!/宝野アリカ

りびんぐゲーム オリジナルアルバム」より。一癖あるBメロのコード進行が病みつきになります。作編曲は多田光裕。

 

突然UPSIDE DOWN

ニューウェーブ〜シンセポップ歌謡。作編曲は西木英二。(歌唱者はよくわからない…)

原作者の新井素子によるイメージCD作品はLPで80年代に何枚か出ており、91年にCD化される。その辺りの経緯は以下の糸田 屯氏のブログが詳しい。

http://camelletgo.blogspot.com/2017/03/hoshi-he-iku-fune-image-trip.html

http://camelletgo.blogspot.com/2015/03/soshite-hoshiheyuku.html

(糸田氏のブログの「ImageAlbum」のタグを辿ると鬼のように80年代〜90年代のコミックス派生のCD情報が出てくる)

2019_03_27

日曜日から来ました。

 

1.

青椒肉絲をたまにはレシピを読んで作るか、と思って陳建民のレシピの通り作ったら法外に美味い青椒肉絲が出来て大変満足した。

www.kyounoryouri.jp

肉に火を通したらピーマン(なるべく細く切りたい)を混ぜて炒めピーマンが固いうちに一度取り出すのと、

薄切りにした長ネギ・ショウガをオイスターソースで炒めて肉ピーマンを戻し入れる、がとにかくポイント。オイスターソースで長ネギを炒める効果は絶大である。

また、いつも面倒で調味料を直接フライパンに入れてしまうのだが、基本通り、合わせ調味料を作ったのも良かったのかもしれない。基本はだいじです。

 

2.

最近はゲームのプレイ動画ばかり見ている。F-ZERO GXでこの数年間とてつもなく地道にプレイ動画を上げ続けているbrave1225氏の新作動画は、ほぼノーミスな走りのうえ美しさが際立っており、絶賛している。

特に2周目の大ジャンプの後、流れるように機体を傾けて下降加速しながら着地しピットエリアに突入する当たりが本当に素晴らしい。

www.youtube.com